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Amicon® Pro 精製システム

精製、バッファー交換と濃縮をひとつのデバイスで

関連資料

概要

Amicon Proシステムに関する詳しい情報は、こちらをご覧ください:Amicon® Pro system webpage.

従来のタンパク質精製は多くの手順と複数のデバイスを必要とする長いプロセスのため、タンパク質の分解やロスが起こることも珍しくありません。オールインワンのAmicon Pro精製システムを使って結合・洗浄・溶出・濃縮をすれば、サンプルの移し替えに伴うリスクを防ぎ、操作時間を短縮することができます。どのようなワークフローであっても、Amicon Proシステムは再現性の高い正確なサンプル調製を実現します。結果として、回収率や精製度のさらなる改善、データ取りの簡便化をもたらします。


Amicon Pro精製システムは極めてフレキシブルなデザインとなっているため、用途に合わせて最適のデバイスを組み立てることが可能です。

Amicon Pro アプリケーション プロトコールステップ 処理量の目安 利点4
精製
バッファー交換および濃縮 結合
洗浄
溶出/濃縮
≤ 200 µLのレジン1 処理時間の短縮
サンプル移動によるロスの防止
回収率の向上
精製のみ 結合
洗浄
溶出
≤ 1000 µLのレジン2 サンプル量に応じたレジンの最適化が可能
ダイアフィルトレーション バッファー交換(場合により濃縮) 微量~少量サンプルに適3 処理時間の短縮
タンパク質失活の防止
抗体標識 バッファー交換
標識反応
洗浄および濃縮
(場合によりバッファー交換)
微量~少量サンプルに適3 処理時間の短縮
サンプル移動によるロスの防止
回収率の向上
アプリケーションノート参照
タンパク質除去または濃縮 結合
タンパク質除去/濃縮
(場合により洗浄)
(場合によりバッファー交換)
≤ 200 µLのレジン1 処理時間の短縮
サンプル移動によるロスの防止
1 このアッセイの容量はAmicon Ultra 0.5 mLの処理量に依存します。
2結合、洗浄、溶出のプロトコールはレジン量を50~1000 μLで調整できます。
3処理量はダイアフィルトレーションの遠心プロトコールに依存します。例えば、抗体標識プロトコールは1.5 mLが処理限界ですが、これはAmiconUltra-0.5 が15分間の遠心で処理できる最大量です。
4これらの利点は、既存の方法と比較したものです。

特長&利点

  • 高収率:サンプル移動によるロスの防止
  • 穏やか:急激なバッファー変化を抑える画期的なデザインにより効率的かつ連続的なバッファー交換を実現
  • 迅速:細胞ライセートからわずか5回の遠心でタンパク質の精製が可能。バッファーを選ばない
  • フレキシブル:アプリケーションに応じたパーツの組み合わせやレジンの調整が可能

アプリケーション

アフィニティー精製、高含量タンパク質の除去、タンパク質の濃縮、バッファー交換、脱塩、抗体標識反応のクリーンナップ

製品の性能