臨床検査自動分析装置の要求事項として純水の自動供給を求める機種が増加しています。近年では生化学自動分析装置のみならず血液分析まで純水供給のトレンドが及んでいます。臨床検査における純水製造装置は、低メンテナンスで手間がかからない、水質が安定し検査に影響を及ぼさない、地震などの災害時トラブルでも純水を精製ができる、などの条件をクリアする必要があります。
メルクは、臨床検査の分析装置に最適な純水製造装置を提供します。
また、医療法改正で要求される生化学検査と免疫化学検査における台帳
管理に対応できるように支援を行っています。
詳しくは医療法改正に伴う純水装置の管理でご覧ください。
AFS® 10E / 15E |
免疫分析装置供給用、血球・凝固分析装置同時供給用 |
Milli-Q® CLX 7000シリーズ |
生化学分析装置供給用、生化学・免疫複合機供給用 |
Elix® Essential 15 WU |
多項目自動血球分析装置供給用 |
プロガード・プレフィルター、Q-Gard カートリッジの交換は簡単で確実、最小限の時間と手間で作業が完了します。
ワンタッチロック式を採用しており、所定の位置に押し込んでレバーを下げるだけで完全ロックします。
消耗品交換の手順がディスプレイに表示され簡単に交換することができます。
高く安定した水質は検査結果に安心をもたらします。メルクの純水装置は、ばらつきが必ず話題になるカルシウムやマグネシウム、水の pHの変動の影響を受け易い甲状腺、またアルカリフォスファターゼを代表とする細菌由来の酵素など、水の様々な不純物を確実に除去し検査への影響を最小限にします。
EDI 方式純水装置は、長期的に水質が安定し CaやMgの検査により安心を提供します。また再生式イオン交換のような頻繁な交換作業の必要がありません。メルクの EDIは独特の技術で内部スケーリングを防止してロングライフを実現しています。
EDIについての説明はこちら
細菌が配管の壁面に付着し累積するとバイオフィルムまで成長します。分析装置のタンク内のぬるぬるした付着物がバイオフィルムです。最悪の場合、プローブなど細い流路に目詰まりなどの不具合が発生し分析のトラブルになります。UVランプは純水中の細菌を効果的に抑制し長期にわたり安心して検査業務を遂行できます。
UV 殺菌についての説明はこちら
Milli-Q CLX 7000シリーズは標準で、AFS 10E/15Eについてはオプションでメンブレンフィルター Opticapを装着すると CLSI が定めた水質規格である 臨床検査試薬水(CLRW)に合致した水質で送水します。
CLRWの具体的な水質規格はこちらに記載しています。
エマージェンシー兼用 Q-Gard カートリッジにより、いざという場合も水道を Q-Gard だけで精製を行い、イオン交換水を分析装置に供給します。
操作はバルブを 2 箇所操作するだけで、簡単に行えます。
供給水の接続を緊急用に繋ぎかえるだけです。カプラー方式 なので水漏れなく簡単に脱着できます。
※掲載価格は希望販売価格(税別)です。実際の価格は弊社製品取扱販売店へご確認ください。なお、品目、製品情報、価格等は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。