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Milli-Q Labo メンテナンス情報

(*装置本体の販売は、すでに終了しております。)


» 装置の仕様

» 消耗品一覧

Q1 POWERが点灯しない
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Q2 純度が上がらない
Q3 採水量が少ない
Q4 水が出ない
Q5 最終フィルター(Milli-Pak)が目づまる
Q6 ゴーストピークが出る
Q7 pHがおかしい
Q8 装置内のチューブが変色している
Q9 ハウジングから水が漏れる
Q10 異音が出る
Q11 エラー表示が出る
Q12 モーターが回らない
Q13 純度表示の正しい読み方
Q14 カートリッジの寿命が短い



Q1 POWERが点灯しない
A1 1. コンセントに電源プラグが差し込まれているか確認します。
2. 電源コードが断線していないか確認します。メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。(ヒューズは本体背面上部にあります。)
 
Q2 純度が上がらない
A2 1. コントローラーの校正不良
2. 消耗品の劣化
3. 水質センサーの劣化

確認事項
1. 17MΩ・cmチェックの値が17.0調整されていますか?ズレている場合は、下記の要領で調整して下さい。
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LW/JP_LW-LC-Water_Purification/JP_LW-LC-Maintenance/LW-Mainte-MQLaboSwtch-200x179-140710.gif
①Aのボタンを押す。
②Bの値がコントローラー校正値に変わる。
③Aのボタンを押し続けながらCの(-)ネジをドライバーに回しながら17.0に合わせる。
※上記の作業にしても17.0に調整できない場合はメルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡ください。

2. 消耗品を使用期限以上に使用していませんか?
Q-Laboカートリッジ/CDQ20120J・・・・・・・使用期間 / 6ヶ月 or 採水量 / 1000 L

3. 上記2項目が正常な場合、水質センサーの劣化が考えられます。以下の事を確認下さい。 ①採水した超純水の水温を測定する。(実測値)
②コントローラーのTemp.ボタンを押し、表示された値を読む。(表示値)③実測値と表示値に差がある場合、水質センサーの異常/劣化ですので、メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。(1℃のズレで約1MΩ・cmの表示のズレが生じます。)

Q3 採水量が少ない
A3 1. 最終フィルター(ミリパック)のエアーロック
2. 最終フィルター(ミリパック)の目詰まり
3. カートリッジの目詰まり
4. 送水ポンプの劣化

確認事項
1. ミリパックに空気が溜まっていませんか?
ミリパックに空気が溜まっていますと、エアーロックが起こり採水量が少なくなることがあります。この場合は、下記の要領で空気抜きを行って下さい。
①ミリパックの上部にある白いつまみを若干ゆるめる。
②ポンプスイッチを”ON”にする。
③白いつまみを指で押さえながら、バルブスイッチを”ON”にし、採水状態にする。
④ミリパックフィルターの白いつまみが上になるように傾け、空気を純分に追い出す。
⑤白いつまみを締める。
2. ミリパックが目詰まりしていませんか?
ミリパックを取り外した状態で、流量が増加(500mL/min.程度)すれば、ミリパックの目詰まりです。 ミリパックを交換して下さい。
3. カートリッジの目詰まり
Q-Laboカートリッジ入口側(ポンプ出口)のワンタッチコネクターを、外して流量を測定する。500mL/min.程度であれば、Q-Laboカートリッジの目詰まりですので、 カートリッジを交換して下さい。
4. 送水ポンプの劣化
上記3.でも流量が500mL/min.に達しない場合は、ポンプの劣化と考えられますので、メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡ください。
 
Q4 水が出ない
A4 1. 送水ポンプの故障
2. コントローラーの故障
3. 切り替えスイッチの位置不良
4. 最終フィルター(ミリパック)のエアーロック

確認事項
ポンプは稼動していますか?→NO
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下からみた図
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①必ず左右のどちらかの位置にあること。真中の位置ではポンプが作動しません。 スイッチが正しい位置にあって稼動しない場合は、送水ポンプ/コントローラーの故障が考えられるので、ラボラトリーウォーター事業本部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。
②ポンプは稼動していますか? ミリパックに空気が溜まりますとエアーロックが起こり採水できなくなることがあります。この場合は下記の要領でエアー抜きを行ってください。
1)ミリパックの上部にあるつまみを若干ゆるめる
2)ポンプスイッチを”ON”にする
3)白いつまみを指で押さえながらバルブスイッチを”ON”にして採水状態にする。
4)ミリパックフィルターの白いつまみが上がるように傾け、空気を充分に追い出す。
5)白いつまみを締める
Q5 最終フィルター(Milli-Pak)が目づまる
A5 1. カートリッジ等を1年以上の長期のわたり交換せずに使用している時。
2. 内臓タンク1年以上の長期にわたり洗浄せずに使用している時。いずれもバクテリア汚染が考えられます。
3. 1次処理にイオン交換ボンベを使用しているケースで、レジントラップとしてプレフィルター系のカートリッジを使用している場合にも目詰まりが早く発生します。これは、イオン交換ボンベから流出した粒子とバクテリアが原因です。
4. 最終フィルター(ミリパック)に空気が溜まり、エアーロックを起こしている。

対処方法
1. と2.は、タンクを含むシステムの殺菌洗浄と、超純水カートリッジ/最終フィルター(ミリパック)を交換して下さい。
3. は、レジントラップとして、0.22μのカートリッジ(ハウジング:YY16T12ZS/カートリッジ:CVDI01TPE)を使用して下さい。また、装置も殺菌洗浄して1と2同様、消耗品を交換して下さい。
4. はミリパックのエアーベントよりエアーを抜いて下さい。
 
Q6 ゴーストピークが出る
A6 1. 比抵抗値が15.0MΩ・cm程度の場合
無機イオン類が充分に除去されていないと考えられます。超純水カートリッジの交換が必要です。
2. 比抵抗値が18.0MΩ・cm程度の場合
無機イオン類が充分に除去されていると思われますが、有機物系の不純物の存在が考えられます。その場合、発生源としてはバクテリア(タンク内)の増殖が原因の大半を占めます。システム内の殺菌洗浄が必要です。(詳細は別項目を参照下さい。)
 
Q7 pHがおかしい
A7 1. 酸性側になる場合
理論上、超純水中にはH+とOH-しか存在しないので中性(pH=7)になる筈ですが、 実際には採水の間に、空気中の二酸化炭素を、吸収して酸性側に傾きます。
(pH=3~4)
H2O+CO2→H2CO3
↓↑
HCO3+H+
2. アルカリ側になる場合
測定が正しく行われていない可能性があります。その原因として考えられるのは、容器からの溶質、pHメーターのセンサー部の汚れです。日常、様々な溶液/緩衝液等を測定しているセンサー部には、超純水のレベルから見ますと、かなりの物質が付着していますので、もう一度、センサー部とビーカー等を超純水でよく洗浄してから開始して下さい。
Q8 装置内のチューブが変色している
A8 一部が黒っぽく変色している
超純水カートリッジの出口側チューブが、黒っぽく変色している場合は、活性炭の微粉末がチューブに付着していると思われます。使用には問題ありませんが、殺菌洗浄と同時に交換するのを、お薦めします。

全体的にチューブの色が濃くなっている
半透明のチューブの色が、全体的に濃くなっているのは、素材自体の変化です。従って、装置の使用には、問題はありません。

最終フィルター出口側のチューブが茶色になっている

チューブ末端からの逆汚染と考えられます。最終フィルターで無菌状態の超純水にしても、チューブを流れる間に汚染されてしまうので、早急に交換してください。
 
Q9 ハウジングから水が漏れる
A9 1. ワンタッチコネクターの不良
2. ポンプの接続部分の不良
3. タンク下部の不良

対処方法
1. ワンタッチコネクターが確実に差し込まれていることを確認して下さい。
2. ポンプ出入り口のチューブが緩んでいないか確認すること。
3. タンクからのリークが起きた場合溶接線の割れがほとんどの原因ですので、タンクの交換が必要です。メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。
 
Q10 異音が出る
A10 1. カートリッジ類のつまり
2. 空運転
3. コントローラーの不良

対処方法
1. IN側コネクターとチューブを外し、送水して下さい。それで、正常音があれば、超純水カートリッジ、最終フィルターの目詰まりです。消耗品を交換して下さい。
2. タンクの中に原水が入っているか、確認して下さい。ポンプの中に水満たされていないと振動のため、異音を発生させる事があります。
3. 1.2でなければコントローラーの不良が考えられます。メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。
Q11 エラー表示が出る
A11 純度表示が『18.3』から『1.』となる

1. 水質センサー部にエアーが溜まっている
2. 17.0MΩ・cmADJのズレ
3. サーミスターのズレ

対処方法
1. 通常の操作にて、採水を行って下さい。水質センサー部が純水で、満たされれば、『1.』表示が消え、数値表示に戻ります。

①Aのボタンを押す。
②Bの値がコントローラー校正値に変わる。
③Aのボタンを押し続けながらCの(-)ネジをドライバーに回しながら17.0に合わせる。※上記の作業にしても17.0に調整できない場合はメルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡ください。

2. 消耗品を使用期限以上に使用していませんか? Q-Labo.カートリッジ./CDQ20120J・・・・・・・使用期間 / 6ヶ月 or 採水量 / 1000 L
3. 上記2項目が正常な場合、水質センサーの劣化が考えられます。以下の事を確認下さい。 ①採水した超純水の水温を測定する。(実測値)
②コントローラーのTemp.ボタンを押し、表示された値を読む。(表示値)③実測値と表示値に差がある場合、水質センサーの異常/劣化ですので、メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。(1℃のズレで約1MΩ・cmの表示のズレが生じます。)

Q12 モーターが回らない
A12 認事項
切り替えスイッチの位置を確認してください。

下からみた図
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LW/JP_LW-LC-Water_Purification/JP_LW-LC-Maintenance/LW-Mainte-MQLabo6050-200x64-140710.gif
必ず左右のどちらかの位置にあること。真中の位置ではポンプが作動しません。スイッチが正しい位置にあって稼動しない場合は、送水ポンプ/コントローラーの故障が考えられるので、メルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡下さい。
 
Q13 純度表示の正しい読み方
A13 Milli-Q Laboにおいて、水質純度表示はコントローラー上部のディスプレーに『18.2』といった数値で表示されます。単位は、MΩ・cm(メグオーム)です。

1. 純度表示を読み取る際、循環中又は、採水中の表示を読んで下さい。停止中は、意味がありません。
2. 17MΩチェックを確認下さい。 Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LW/JP_LW-LC-Water_Purification/JP_LW-LC-Maintenance/LW-Mainte-MQLaboSwtch-200x179-140710.gif
①Aのボタンを押す。
②Bの値がコントローラー校正値に変わる。
③Aのボタンを押し続けながらCの(-)ネジをドライバーに回しながら17.0に合わせる。
※上記の作業にしても17.0に調整できない場合はメルクミリポア事業本部 ラボラトリーウォーター事業部 テクニカルサービスまでご連絡ください。
3. 1. といった表示が出るケースがあります。これは、オーバー表示の状態です。センサー部のサーミスターが故障していると思われます。センサー部の交換が必要です。 ①採水した超純水の水温を測定する。(実測値)
②コントローラーのTemp.ボタンを押し、表示された値を読む。(表示値)
③実測値と表示値に差がある場合は、水質センサーの異常/劣化ですので、ご連絡下さい。(1℃のズレで約1MΩ・cmの表示のズレが生じます。)
Q14 カートリッジの寿命が短い
A14 1. 原水条件が変化した 前処理装置が逆浸透装置(RO)の場合、除去率が同じでも、原水の導電率が低下すると、RO水の純度も低下するので、超純水カートリッジへの負荷が大きくなります。除去率とは原水中のイオンを逆浸透膜で何%カットしているかを表します。例えば、原水=100μS/cm、RO水=15μS/cmの場合除去率は85%となります。ここで原水が100から150へ変化した場合を考えると、除去率は85%で同じならば、RO水=22.5μS/cmとなります。
2. 前処理装置が純分に機能していない 逆浸透装置でしたら除去率の低下(80%以下)が挙げられます。また、イオン交換筒でも、出口の純度を測定して下さい。
3. タンク内でバクテリアが増殖している タンク内でバクテリア増殖しますと、イオン交換樹脂表面をバクテリアでコーティングする様な形になり、新品の樹脂であっても、充分にイオン交換が行われず、結果として寿命が短くなります。バクテリアの検出には、培養するか弊社ウォーターサンプラーを使用します。
《バクテリアレベルの範囲》
通常、超純水中では1cc当たり10個以下です。

対処方法

1. 原水条件が変化した
特に有効な方法はありません。但し、井戸水から市水への変化等が可能であれば、ランニングコストは下がりますが、変更に要する経費は一般に高額なものです。
2. 前処理装置が充分に機能していない
逆浸透膜を交換して1年以上計かしている場合には、膜の交換をお願いします。短期間の間に、除去率が低下した場合は、”除去率”の項目を参照下さい。イオン交換筒の場合は、樹脂の再生を行って下さい。
3. タンク内でバクテリアが増殖している
タンク及び超純水装置の殺菌洗浄作業が必要です。詳細は該当機種の”殺菌洗浄”の項目を参照下さい。その際には、超純水の消耗品も一式交換となります。
 


仕様
供給水採水量
500mL/分
純度
18MΩ・cm以上
水質
RX、逆浸透、蒸留、イオン交換などで一次処理された純水
使用温度範囲
5~35℃
規格本体寸法 (mm)
幅290 x 高455 x 奥行305
電源
AC ・ 100V 50/60Hz 2A
重量
15kg (空水時) 21kg(満水時)
タンク容量
5L


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お問合せ先


メルク ライフサイエンス ラボウォーター事業部

 

※掲載価格は希望販売価格(税別)です。実際の価格は弊社製品取扱販売店へご確認ください。なお、品目、製品情報、価格等は予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。