純水タンクは、製造流量が制限される純水装置からの水を一時的に貯め、超純水装置への供給や使用点で必要な流速を確保するために設けられています。
しかし水が滞留するということは、水質劣化の対策を十分施す必要があります。
タンクは純水が最も長く接触する部位であり、その材質の選択はタンクの設計において最も重要な要素です。
メルクミリポアはタンクの素材そのものからの溶出試験を行い、純水への汚染を最小限にする低溶出の素材を選んでタンクを製造しています。
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メルクミリポアのタンクは一部を除き底面を円錐底とし、排水口をタンクの最も低いところに設置しています。
側面から水を取り出す底面が平らなタンクは、微生物などの汚染物質がタンクの底から抜けずに堆積してしまう可能性があります。
またメルクミリポアのタンクは純水を底面から入れる方式が主流です。
上部から純水を供給する方式では泡が立ち、空気中の不純物を巻き込み、より多くの不純物が溶解しますが、下からの純水供給では溶解は最小限に抑えられます。
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