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アミコンプロ(Amicon® Pro)精製システム - 透析

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Buffer Exchange
1回のスピンでバッファー交換1000倍。 濃縮ステップ(左)では、タンパク質(紫の点)をバッファー1(黄色)に溶解します。バッファー交換のステップでは、1.5mLのバッファー2(青色)を添加します。矢印は溶液の流れる方向を示しています。バッファー1を含む溶液が押し出されている間に、バッファー2が連続して試料に入っていきます。 (クリックして拡大)
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1回のスピンで脱塩

透析膜やダイアフィルトレーションを用いたバッファー交換では、多くの場合、次のステップの分析に特化したタンパク質サンプル調製を行わなければいけません。しかし、透析や複数のステップがあるダイアフィルトレーションは時間がかかり、サンプルロスのリスクが高いうえに、続けて濃縮が必要になる場合もあります。アミコンプロデバイスはバッファー交換と濃縮を同時に行えるシングルスピンのダイアフィルトレーションになります。樹脂からの溶出後に行う場合(『精製』を参照)でも、ダイアフィルトレーションのみを実施する場合でも、アミコンプロデバイスの高い透析効率を実感できます。


バッファー交換におけるスピン回数を減らす利点:
  • 試料の希釈、再濃縮を何度も行う必要がありません
  • タンパク質が凝集する可能性が低くなります
  • タンパク質が沈殿する可能性が低くなります
  • タンパク質の高い活性を維持できます
  • 時間の節約になります

透析(バッファー交換)

アミコンプロと従来法のワークフローの比較:

透析
透析用カセット+濃縮デバイス
0.5mL 遠心式ダイアフィルトレーションデバイス
アミコンプロ精製システム
所要時間 17時間 45分 15分
必要ステップ数 6 4 2
サンプルの移動回数 2 0 0


効率的なダイアフィルトレーションによる穏やかな透析

穏やかなバッファー交換=活性の向上

透析法カセット+濃縮ユニット
0.5mL ダイアフィルトレーションデバイス(3スピン)
アミコンプロ精製システム
所要時間 16時間 50 分 20 分
回収率 51% >95% >95%
比活性
(シグナル/mg GST-LLP)
0.195 0.17 0.199