メルクミリポアのフィルターで行う直接夾雑物の計測は、汚染分析において簡単で迅速なソリューションです。サンプルがメンブレンろ過後、直接光をあて、フィルターを調べるか、透過光を利用して計測します。フィルターは、汚染物質を捕捉した側を上にして顕微鏡の可動ステージ上に置きます。フィルターを、ゆっくりと前後に調節し、粒子が確認できたら、それをいくつかの異なる倍率で計測します。
フィルター上で夾雑物を捕捉し、顕微鏡で観察測定することの長所
- 夾雑物のサイズ分布を測定します。
- 大型の夾雑物またはファイバーを簡単に検出します。
- 測定場所ごとの夾雑物を識別して汚染源を特定します。
目的に応じて手順を変更することができます。非常に大型の夾雑物(>150 μm)のみを対象とする場合には、機器の洗浄にあまり注意する必要はありません。可能であれば、夾雑物の計測を2または5μmではなく50または100μmまでに留めて時間を節約して下さい。非常に細かい夾雑物の計測手順ではつねに、適切な照度、適切に配置された光学機構および入念なオペレーター訓練が必要です。
夾雑物モニタリング用のメンブレン
夾雑物モニタリング用のデバイス
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