手動のシリンジろ過に比べてサンプル処理をスピードアップ
下表*に示したステップを使用して、サンプル処理時間をサンプリシティ G2 フィルトレーションシステムと手動のシリンジろ過を比較しました。様々なタイプのマイレクス デバイス**と試験液を用いて、8サンプルを一度に処理しました。サンプリシティ G2 フィルトレーションシステムは検討したすべてのケースで時間を短縮しました。
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サンプルタイプ | サンプリシティ G2 フィルトレーションシステムの手動のシリンジろ過とくらべた時間節約率(8サンプルあたり) | サンプリシティ G2 フィルトレーションシステムの処理時間(分、8サンプルあたり) | (10 mL)シリンジによる処理時間(分、8サンプルあたり) |
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最小値 |
最大値 |
最小値 |
最大値 |
最小値 |
最大値 |
Milli-Q® 水 |
54% |
62% |
1.88 |
2.08 |
4.08 |
5.22 |
溶出試験液 |
40% |
49% |
2.23 |
2.68 |
3.85 |
5.17 |
5%ケチャップ |
28% |
60% |
3.10 |
4.15 |
4.93 |
9.23 |
*実行したステップ: 各ステップの時間を計測して8サンプルの処理時間を評価しました。
A. サンプリシティ G2 フィルトレーションシステム | B. 手動のシリンジろ過 |
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1. 8個のHPLCバイアルをベースにセット |
1. シリンジの包装を取る |
全ステップを計8回繰り返す。 |
2. 8個のマイレクス フィルターを蓋にセット |
2. サンプルをシリンジで吸引 |
3. 8個のファネルをマイレクス フィルターにセット |
3. シリンジにマイレクスフィルターを装着 |
4. 8サンプルをピペットでファネルにアプライ |
4. シリンジの内筒を押してサンプルをろ過 |
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5. 真空ポンプON |
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6. ファネルとフィルターを外す |
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7. バイアルを外す |
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**サンプリシティ G2 フィルトレーションシステム用マイレクス フィルターはこちらをご覧下さい。検討に使用したフィルターは、0.22 μmデュラポアPVDF、0.45 μmデュラポアPVDF、0.22 μmミリポアエクスプレス プラスPES、0.45 μmミリポアエクスプレス プラスPES、0.20 μmナイロン、0.45 μmナイロンです。
スピードメリットの最適化には、マイレクスサンプリシティ®フィルターをお選びください。
サンプリシティ フィルトレーションシステムの使用によりシリンジろ過と比較して全体的に時間が節約されました。サンプリシティ システムのスピードをシリンジろ過と比較するため、10 mLシリンジに装着した親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)マイレクス シリンジフィルター、またはサンプリシティ フィルトレーションシステムを使用した0.45 μm親水性PTFEマイレクスサンプリシティ フィルターにより、1.0 mLの1% Pepto-Bismolを4または8サンプルを15名のユーザーにろ過していただき、時間を計測しました。
発売前デバイスの免責事項:記載されている情報は予備的な開発結果に基づきます。特定のアプリケーションにおけるデバイス性能は異なる可能性があります。
サンプリシティ フィルトレーションシステムでは小量サンプルの高い回収率が可能です:残留容量が小さいため、貴重なサンプルの分析をより多く行うことができます。