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サンゴディッフ 簡易迅速ギムザ染色キット


Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/C_sangodiff_177x119.jpgサンゴディッフは、ギムザ色素粉末 (エオシン・チアジン系色素)を透明なプラスチックフィルムに塗ったギムザ染色ホイルです。

- 操作が簡便でクリーン
- 染色性良好
- 染色の再現性良好


製品名
カタログ番号
包装単位
サンゴディッフ(簡易迅速ギムザ染色キット) 血液塗抹用染色ホイル 1.15332.0001 100 units


▼特長

操作が簡便でクリーン

  • 染色には熟練を必要とせず、誰でも容易に染色できます。染色バットは不要で、染色液と異なり手や衣服が汚れません。

染色性良好

  • 従来のギムザ染色と同様の染色結果が得られます。したがって赤血球、白血球等の細胞の形態的識別が容易。

染色の再現性良好

  • 操作が統一されており、pH等が一定で、他の要因による影響を受けにくいので安定した染色結果が得られます。

 

染色方法
ステップ1
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_01.jpg 塗抹 (血液、尿沈渣、精子、他 ) 風乾

塗抹後十分乾燥する。必要に応じてドライヤーの冷風で塗抹を十分乾燥する。固定は5時間以上行う。 
ステップ2
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_02.jpg メタノール固定 (10 ~ 30秒)、風乾 (3 ~ 5分)

固定時間 (血液 10 ~ 20秒、精液 10~30秒)

固定後1 ~ 2時間以内に染色する。数日経過した塗抹は、染色の前にもう一度1分間メタノール固定する。

ステップ3
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_03.jpg 緩衝液 pH6.0 を塗抹上に滴下 (1 ~ 2滴)

緩衝液の滴下量が多すぎると色素が周辺に流れてしまうので、滴下量にご注意ください。
ステップ4
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_04.jpg 染色ホイルを塗抹上に、端から少しづつかぶせる。 (Merck KGaAという文字が上になるようにかぶせる)

塗抹の上に置いた染色ホイルを指で強く押さないでください。血球等が変形したり、色素溶液が周辺に移動し染色ムラが生じることがあります。染色時間 (通常は 10 ~ 20分、マラリア原虫と骨髄は20分、精子は30分)。 厚い塗抹には染色ホイルを2枚連続使用してください。

ステップ5
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_05.jpg 鏡検 (標本を保存する場合は、一定時間染色後 ステップ6にすすみます)

染色ホイルをかぶせてから10分後に、ホイルをかぶせたままで鏡検できます。染色は約20分後に最大強度に達しますが、遅くとも24時間以内に鏡検してください。(染色仮定を顕微鏡下で観察できます)。

ステップ6
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_06.jpg 染色ホイルをとりはがし、水洗、風乾 (pH7.2のバッファー溶液で瞬時ゆすぐ)

染色ホイルを取りははがし、少し風乾 (ぬれた標本をすぐ水荒すると色素や細胞が流れることがあります)してから、pH7.2のバッファー溶液で瞬時ゆすいでください。長くゆすぐと色素が溶出し染まりが薄くなります。

ステップ7
Merck-JP:/01_JP_Image/JP_FreeStyle/JP_LE/JP_LE-LC-Micrscopy/JP_LE-LC-MS-sangodiff/Sangodiffprot_07.jpg 鏡検染色結果:従来のギムザ染色と同様

必要に応じてエンテランニューで封入

保存・安定性 室温 (15 ~ 25C° ) 暗所保存で約2年間安定。開封後は密閉した容器内にて保存してください。腐食性ガス (アンモニア、塩化水素、他 )にさらすと早く劣化します。染色ホイルの色が青紫のうちは使用できますが、赤~赤紫になったら新しいサンゴディッフをご利用ください。

 ▼参考文献:

  • 精子の形態学検査: J.Wernicke et. al. : Andrologia 14. Jahrgang (6) : 471-480 (1982)
  • マラリア原虫染色: K.H. Mocikat et. al. : Ertahrungsheilkunde Vol. 33. 5. 1984
  • 尿沈渣: P.Ralthert et. al. : Urologe (A) (1982) 21 : 67-72
水性封入剤
製品名
カタログ番号
包装単位
アクアテックス 顕微鏡用水性封入剤 1.08562.0050 50 mL
グリセリン 蛍光顕微鏡用 1.04095.0250 250 mL
カイザーグリセリンゼラチン 顕微鏡用 1.09242.0100 100 g
非水性封入剤
製品名
カタログ番号
包装単位
カナダバルサム 顕微鏡用 1.01691.0025

1.01691.0100 
25 mL

100 mL 
デーピーエックス(ニュー) 非水性封入剤 1.00579.0500 500 mL
デーピーエックス 非水溶性封入剤 顕微鏡用 1.01979.0500 500 mL
エンテランニュー(自動封入機用) 顕微鏡用 1.00869.0500 500 mL
エンテランニュー 顕微鏡用速乾性封入剤 1.07961.0100

1.07961.0500
100 mL

500 mL
ネオマウント 顕微鏡用非水性封入剤(キシレン不含) 1.09016.0100

1.09016.0500
100 mL

500 mL

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