ヘマカラー 迅速染色セット
3ステップの簡易ギムザ染色
・ 染色が15秒で迅速に行えます。 ・ 3ステップ方式で操作が簡単!! ・ 染色液の耐久性が良好なため経済的 ・ 染色結果が良好。再現性の高い染色。(ギムザ染色と同等の結果が得られます。) ・ 広い用途:血液塗末 / 細胞診断 / 微生物 / 尿沈渣 / 細胞 / 精子
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▼使用上のポイント
1. 浸漬回数の調製
検体に応じて浸漬回数を調製すると、より良好な染色結果が得られます。
②液の浸漬回数を多くすると、細胞質の染色に適したエオシンの赤色が強くなり、
③液の浸漬回数を多くすると、角の染色に適したアズールの青色が強くなります。
②液から③液へ移るとき、スライドグラスに付着している②液のしずくを紙で拭き取った後、③液へ移してください。
また、沈殿物や浮遊物が生じ、スライドグラスに付着する場合はろ過して取り除いてください。
血液 |
血液塗抹染色では、②液に3~5回、③液に5~6回浸漬すると最良の結果が得られ、白血球の識別が容易に行えます。またマラリアやミクロフィラリアの染色には、③液の浸漬回数を多くするか、またはそのまま長時間浸漬してください。 |
迅速細胞診 |
②液の浸漬回数は5回前後で、③液の浸漬回数を10回(7~20回)前後にするのが適当です。特に重責細胞の多い検体では③液に多くの浸漬(15~20回)すると核の染まりが良く、良好な染色結果が得られます。 |
尿沈渣 |
尿沈渣を塗抹乾燥後①液に5回、②液に2回、③液に7回浸漬すると、良好な染色結果が得られます。 |
微生物・細菌 |
特に③液が微生物の染色に適しているため、③液により長く浸漬してください。 |
2. 溶液の保存・新調
室温で密栓保存してください。色素溶液は小さな染色壷(例 50cc )などに移して使用し、使用後は酸化による品質劣化を防ぐため染色壷にフタをしてください。色素溶液は染色結果の色調に変化が生じたら、新調してください。染色緩衝液は、調整後、密栓保存で約1ヶ月安定です。
お問合せ先
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