薗田 啓之 氏

JCRファーマ株式会社 研究本部長

独自のバイオ創薬技術を用いた希少疾患治療薬の開発

発表要旨

JCRファーマはバイオ医薬品の研究開発に強みを持つ製薬企業であり独自の創薬技術を用いた希少疾患治療薬の開発にフォーカスしている。手掛けているモダリティとして、組換えタンパク質・細胞医薬・遺伝子治療があり、それらの生産技術の研究開発も併せて行うことで、基礎研究で生まれたシーズを自社で製造し臨床までスピーディーに届ける体制を構築している。
今回の講演では、血液脳関門通過技術「J-Brain CargoⓇ」を用いたライソゾーム病治療薬の開発について紹介すると共に、今後の独自技術の研究開発や希少疾患治療薬の開発方針等についての展望を紹介する。

プロフィール

2003年 日本ケミカルリサーチ㈱(現JCRファーマ㈱)入社。先端医療研究開発センターにて研究開発に従事。
2010年 神戸大学大学院工学研究科博士課程修了、博士(工学)。 創薬研究におけるチームリーダー、ユニットリーダー、事業開発および経営企画との兼任を経て、2018年に執行役員・研究企画本部長。
2020年 取締役(研究開発担当)研究本部長。2021年 常務取締役(研究・経営戦略担当)研究本部長。
2022年 国立大学法人神戸大学大学院医学研究科 客員教授。