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黄色ブドウ球菌用検査

 
 

黄色ブドウ球菌検出用の
信頼性の高い試験ソリューション

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一部の黄色ブドウ球菌 は、ブドウ球菌エンテロトキシン(SEs)を産生し、ブドウ球菌食中毒の原因となります。黄色ブドウ球菌がよく混入する食品として、肉及び食肉加工品、 鶏肉及び卵製品、サラダ(例えば、卵、ツナ、チキン、ポテト、マカロニ)、ベーカリー製品(例えば、生クリーム菓子、クリームパイ、エクレア)、サンドイッチに挟む食材、牛乳及び乳製品等があります。

メルクは、黄色ブドウ球菌の増菌、検出及び分離ための製品を数多く取り揃えています。その中には、ユーザーフレンドリーな顆粒状乾燥培地があり、これは最も厳しい標準規格であるISO 11133が要求する性能を満たしています。

方法ISO 6888FDA-BAM 第12条
増菌培養(MPN)

Modified Giolitti and Cantoni Broth,
37 ± 1°C,
24 (48) ±2時間

TSB+10% NaCl+1%ピルビン酸ナトリウム
分離(MPN)及びプレートの直接計数、分離(MPN)及びプレートの直接計測

Baird-Parker寒天培地又はウサギ血漿フィブリノーゲン寒天培地
37 ± 1°C,
24 (48) ±2時間

Baird-Parker寒天培地

確認 ウサギコアグラーゼ試験 ウサギコアグラーゼ試験

MPN=最確数

黄色ブドウ球菌は、通性嫌気性グラム陽性球菌であり、非運動性で、カタラーゼ及びコアグラーゼ陽性です。一部の黄色ブドウ球菌は、ブドウ球菌性エンテロトキシン(SE)を産生し、ブドウ球菌食中毒の原因となります。ブドウ球菌は、空気、埃、下水、水、牛乳、および食品中、並びに食品機器上、環境表面、ヒトや動物において認められます。このうち、ヒトや動物は主要な蓄積所となっています。ブドウ球菌は鼻腔だけでなく、喉や、毛髪や皮膚に存在し、健康な人の50%以上で認められます。

黄色ブドウ球菌は広範囲の温度(7–48.5℃、最適温度は30–37℃)、 pH(4.2-9.3、最適値7–7.5)、及び塩化ナトリウム濃度(最大15%まで)で増殖することができます。こうした特性から、黄色ブドウ球菌は様々な食品中で増殖することができます。

ブドウ球菌食中毒の原因となることが多い食品には、肉及び食肉加工品、 鶏肉及び卵製品、サラダ(例えば、卵、ツナ、チキン、ポテト、マカロニ)、ベーカリー製品(例えば、生クリーム菓子、クリームパイ、エクレア)、サンドイッチに挟む食材、牛乳及び乳製品等があります。調理作業中の注意が必要になり、調理後にやや高い温度で保存される食品は、ブドウ球菌食中毒を引き起こすことが多いです。

ブドウ球菌食中毒

この食中毒の原因は、既に形成された毒素であるため、患者の全身の健康状態、毒素に対する感受性、毒素の濃度、及び摂取した食物の量にも依存しますが、通常、潜伏期間は0.5-6時間という非常に短いという特徴があります。最小発症菌量は1.0 μg未満、つまり100,000 cfu/g未満に相当します。

ブドウ球菌感染症で最も多く認められる症状は、悪心、嘔吐、嘔気、腹部痙攣及び下痢です。通常、回復には1-3日かかりますが、重症の場合、完全に回復するにはより長期間を要します。この疾患は伝播性ではなく、休息やたくさん水分を取ること以外に、通常治療を必要とすることはありません。

 
 
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